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雑記
テーマ:健康 専門分野系
様HPより一部抜粋
ネット時代の煽動技法
ジャーナリストの有田芳生氏が、北村弁護士の演説を、コラムで批判的に紹介していた。
「声が裏返り、口汚く語っている。どこの議員だろうかと冷ややかに見ていたらキタムラとかいうタレント弁護士だった」
有田氏の言論は、一見見たままの事実を語ったようでいて、「口汚く」であったり、「キタムラとかいうタレント弁護士」であったり、事実と事実とをつなぐ言葉に自らの意思を忍び込ませる、伝統的な言論技法。
冷ややかに見たのは誰なのか。キタムラをしょせんタレントだと見下したのは誰なのか。もちろんそれは文章を書いた有田氏自身なんだけれど、文章が上手な
人?
は、
そ♪♪♪
れを「読者一般」の視点から見たように描く。
「ジャーナリストである有田氏個人はこう思った」という立ち位置は、
文章からは隠蔽される♪♪♪♪♪♪♪
昔はこんな書きかたこそが平等な視点を演出して、執筆者に対する信頼を生んだけれど、今
の♪♪♪
読者目線は変化して、たぶんプロパガンダの伝統的なやりかたは、
昔ほどの力を持てないように思う。
伝統芸能としての扇動手法
大?
衆
の♪♪♪
無知を信じること。
良いことをを声高に喧伝して
悪いことは最初から無か ったよ ♪♪♪♪♪♪♪
うに振舞うこと。
論理より感情に
訴える ♪♪♪
こと。
思想を単純化し、断定し、反復する ?
こと。
レッテルを張り、複雑な問題を一つ
の♪♪♪
ラベルに単純化して、世
の♪♪♪♪♪♪♪
中を敵と味方とに2 分すること。
レーニン ???
発祥、
ナチス ?
ドイツ ♪♪♪
が発展させた扇動手法はもちろん
今でも現役???????
で
マスコミはもちろん、ほとんどの政治家は、当たり前のようにこんなやりかた。
大???
衆
の♪
無知を信じる。
骨折の早期の管理
これを信じきれないで対話に走った民主党の岡田代表は、
「自民党を信じるか、郵便局の利権を増長させるか」の小泉首相のやりかたに敗北した。最近は、与党、野党を問わず、美しいスローガンの応酬。
みんないいかげん飽きていて、
伝統芸能
も
大分空虚に見えてきた。
マイクグラベル翁のやりかた
アメリカ民主党にマイク・グラベルという大統領候補がいて、この人の演説がめっぽう面白い。
アラスカから来た76歳、単なる泡沫候補だとみなされていたこの候補者は、民主党の他の候補との討論会の中で、
正直で、率直で、過激な意見を連発して、ネットを通じて一気に有名になった。
北村弁護士の演説も、マイク・グラベル翁のやりかたもそうなんだけれど、
やっていることはあくまでも伝統の踏襲。
きれいごとを並べて、
自
分の立場に悪いことはあまり語らないで♪
正しいけれど極端なやりかたをぶち上げる、
都知事選に立候補した外山恒一氏なんかが戯画化して演じてみせたような、そんなやりかた。
基本はみんな一緒♪
そ
れなのに、北村弁護士の扇動は面白かったし、
そうでない人の扇動は、退屈どころか不快ですらある。
実際問題、現実がそんなに上手くいくわけがないし、
演者がどんなに頭がよくても、
世の中全てが見えるわけが無くて。
北村弁護士の演説にしても、マイク・グラベル翁の演説にしても、
あるいはそこから説得力を感じた人はそんなに多くなかったのかもしれないけれど、
そこから「熱さ」を感じた人は、きっとたくさんいたはず。
優れた煽動者にあって、
凡百の、技術だけ真似た政治家には無い「熱さ」、
これが何から来ているのか、
目端の効く政治家の人達は、
きっと彼らの言葉、彼らが使った技術を検証し始めているのだろうし、
たとえばあの場所に立ったのが北村弁護士でなくて、ジャニーズのタレントだったなら、
あるいはそこに同じ熱狂が生じたのかどうか、
技術の属人性に関する検討なんかも、きっとどこかでやられているのだと思う。
伝わりやすさと分かりやすさ
説得だとか交渉だとか、コミュニケーターを志向する人達は、
みんな少なからず「煽動」に対する憧れを抱いている。
政治がやりたいとか、利権に乗っかりたいとかそんなじゃなくて、
自分達が追求して来た技術の先には
1 対多のコミュニケーション、
「煽動」があって、
そ
headache.ppt
れこそが自分の技術を表現する場に見えるから?
煽動というのは、説得力の足りないところ、
あるいは
自
陣営の論理の欠陥を、勢いで押し流すやりかた。
昔の煽動者は、たぶん世論の7 割、「大衆」なんて呼ばれた人達を押さえられれば、勝利が約束されていた。
残りの3割の声なんて小さなものだし
そこに何か光る意見があったとしても、大衆の同調圧力は、それを潰してくれた。
今の煽動者は、世論の9 割を取っても安心できない。
残り1割の中には、たいていの場合、
煽動者以上に頭がいい専門家が混じっていて、
専門知識に「後だしじゃんけん」♪
の
地の利を混ぜて反論してくるから
議論になったら確実に負け。
今は誰もが発信する時代。
9 割取れてても、分かりやすい、説得力のある意見を出されれば、
それからひっくり返る目だって十分にあって。
北村弁護士とマイク・グラベル候補。2人の優れた煽動者が、歴代と異なっているのは以下の部分。
負けるのが前提の議論を展開していること
自らの立ち位置を明らかにすること
自らの履歴を矛盾なく説明できること
伝わりやすい議論でなく、分かりやすい議論を行ったこと
従来、煽動というのは勝利を確実にするために仕掛けるやりかた。
彼らはむしろ「敗者」の側、従来ならば論理で持って煽動に対抗する側の人間だったのに、逆に煽動の手法で持って、勝者が掲げる論理の薄っぺらさを晒そうとする。
自らの立ち位置を明らかにして、言論の責任を自分自身に持ってくるやりかた。
ある意味彼らは確定した敗者だから、「我々は…」とか、「市民は…」をやると、被害が回りに及ぶ。
責任は自分が引き受ける。それをやられると、
対抗する側は、もちろん「自らの責任」で発言しないと、
その言葉には説得力がなくなってしまう。
そしてたぶん、「優勢」側には
自分でハンコを押したくない人がたくさんいるから、こんな勝負を仕掛けられると馬脚を現す。
恐らくは、
「伝わりやすさ」ではなく「分かりやすさ」を選んだことというのが、「熱さ」を生み出した最大の要因。
伝わりやすい話というのは、単純で、きれいで、イメージを優先したやりかた。
もちろん問題点は隠蔽されるし、相手は一方的に悪くなる。
自陣営の戦略が実現すれば未来は薔薇色だし、「伝わった」人は、無条件で演者に従うことが要請される。
分かりやすい話というのは、
聴衆に思考を強制するやりかた。
戦略にはもちろん目的があって
そ
頭痛の原因と脳画像
れを提示する理由や、それを提示しなくてはいけない現状認識があって。
もちろん予算も必要だし、
それが行われたときに聴衆が甘受しなくてはいけない不利益だって指摘しなくちゃいけない。
自らがこうむる不利益が可視化されるからこそ、
聴衆は「大衆」を止めることを余儀なくされて、自分の耳で、煽動者と、それから相手陣営の話を聞いて、判断することを強制される。
優勢側が予定通りの勝利をおさめるならば、待っているのはお上品な密室談義。
本来議論なんてそんな上品に行くわけなくて、
利害の対立した者同士、議論を全て可視化したなら、
そこにあるのは殴り合いの喧嘩。
ネット時代の煽動者は、
「極端で下品な正論」で持って、お上品な密室談義を、下品で分かりやすい「喧嘩」へと
議論の可視化をはかろうとする。
無知で騙されやすく、流されやすくて忘れやすい、そんな「大衆」を作る原動力が、自由への恐怖。
自分で考えて判断するのは本来怖いことだから
みんなまわりの意見を聞いて、人の集まりは大衆へと姿を変える。
たぶんこれからの煽動者は、煽動の先に
大
衆の解体を夢見る。
人を煽動して、自由への恐怖よりももっと恐ろしい何か、衆愚への恐怖を可視化して、人を思考に引きずり込もうとする。
煽動の技術というものが、あるいはこんなふうに使えるのなら、「熱く語る人々」という存在は、これからもっと歓迎されてもいいように思う。
… 中略 …
最終更新日:2007/09/25 20:39:18
北村弁護士の演説のこと
北村弁護士の応援演説が熱くて面白い。
せん‐どう【扇動/×煽動】
[名]スル気持ちをあおり、ある行動を起こすようにしむけること。アジテーション。「大衆を―する」
[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]
せんどう0 【扇動・▼煽動】
(名)
スル
[1]人をあおり立てて、ある行動を起こすように刺激を与えること。あおり。
・―されて暴徒と化した大衆
[2]〔専門〕法他人に特定の行為を実行させるため、その決意を生じさせ、またはすでに生じている決意を助長するような勢いのある刺激を与えること。あおり行為。
[ 大辞林 提供:三省堂 ]
せんどう【扇動】
(an) agitation (▼政治的,社会的なことを演説などして); instigation
◇扇動する|agitate; instigate
・賃上げを扇動する
agitate for higher wages
・彼は労働者を扇動してストライキをやらせた
He instigated [incited] the workers to strike.
・扇動的な演説
「an inflammatory [a demagogic] speech (▼inflammatoryは感情を刺激する,demagogicは政治的に民衆をそそのかす)
扇動者|an agitator; an instigator
扇動政治家|a demagogue
[ プログレッシブ和英中辞典 提供:JapanKnowledge ]
せんどう【扇動】
(an) agitation for; instigation; incitement.
・扇動者
an agitator; an instigator.
・指導者の扇動でストをする
go on strike at [by] the instigation of the leader.
扇動する
【世論を喚起する】agitate for, against;【そそのかして...させる】書 instigate;【鼓舞して...させる】incite.
・ストライキを扇動する
agitate for [instigate, incite] a strike.
・群衆を扇動して政府に対し反乱を起こさせる
incite [instigate] the crowd to rise against their government.
[ ニューセンチュリー和英辞典 提供:三省堂 ]
ag・i・ta・tion
[名][U]
1 (感情の)揺れ;(人心の)動揺, 不安, 興奮
・ in great agitation
ひどく取り乱して
・ cry with agitation
興奮して叫ぶ.
2 [U][C](…について)世論に訴えること;(…に賛成[反対]の)(社会的な)運動, 騒動, 扇動, アジ, 激論, 論戦((for ...;against ...))
・ an agitation for and against abortion
中絶についての賛否の激論.
3 (激しく)振り動かすこと, 撹拌(かくはん).
ag・i・ta・tion・al
[形]
[ プログレッシブ英和中辞典 提供:JapanKnowledge ]
ag・i・ta・tion
[1](人心の)動揺(をさせる[られる]こと);興奮.
・ be in a state of 〜
興奮状態にある.
[2](液体などを)揺り動かすこと, かき回すこと, 攪拌(かくはん).
[3]
(a)扇動, 宣伝, アジ;論議.
・ carry on an 〜 for reform
改革のための扇動をする.
(b)(扇動, 論議などを招く)社会不安[問題].
[ 新グローバル英和辞典 提供:三省堂 ]
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HSIUT G派 複伏福歓拝
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